康太です。
みなさん、サイトのバックアップって何のプラグイン使ってます?
BackWPUp?
でも最近、アレを入れるとサイトにアクセスできなくなるなんて問題も発生してるらしいですね。
僕も、BackWPUpは昔入れてたんですが、正直超絶使いにくかったので、もう今は使ってません。
というか最近、もっといいプラグイン見つけたので。
今日は「それ」を紹介します。
それが「All-in-One WP Migration」というプラグインです。
最近久々に「サイトのドメイン引っ越し」というのをやったんですが、その時にこのプラグインを勧められて使ってみたわけなんですが・・・
控えめに言って神でした。
他のバックアップ系プラグインはもう「いらない」と思えるほどに。
All-in-One WP Migrationでできること
All-in-One WP Migration「サイトの引っ越し」「バックアップ」すべてできる!
普通、サイトの引っ越しは大事業です。
たとえば、ワードプレスのデフォルトで付いてる「エクスポート」「インポート」の機能は、記事の中身をバックアップするだけ。
画像や内部リンクはまた1から設定しなおさなきゃいけません。
プラグインも全部入れ直しだし、ブログテンプレートも入れ直し。
さらにはサイトデザイン外注してる人はまたお願いして・・・
・・・こんなん、全部やってたらしんどいに決まってます。
でも、All-in-One WP Migrationの何がすごいって。
ただ記事のバックアップを取る・・・というだけなら他にもプラグインはあります。
しかしAll-in-One WP Migrationを使えばそれだけじゃない。
ワードプレスで、あればドメインの載せ替え(引っ越し)をしても、
- 内部リンクも新しいURLに書き換えてくれて
- 画像もすべて新サイトに新しいURLでコピー
- プラグイン設定もすべて引き継がれ
- サイトデザイン(テーマ)すら完全引継ぎ可能
※アフィリリンクも、多くのASPは「URL変更」の申請が可能なので問題なく引き継げます。
特に、内部リンク構造までちゃんと元のサイトのURLから新しいサイトのURLに合わせて引き継いでくれるのがありがたいです!
僕のサイトは、これでもかというほど内部リンク付けまくってるので。
一個一個新サイト用の内部リンクに貼り換えていてはキリがないですからね。
まさに、All-in-One WP Migrationだけで、さっき挙げたようなドメイン載せ替え後のだるい作業が99%削減されてしまうわけです。
むろん、バックアップツールとしてもおすすめです。
ボタン一つで↑の設定と記事全てが一個のデータで保存できるので、ワードプレス同士であれば、データのバックアップもこれ一つで十分です。
ぶっちゃけもう、他のプラグイン要りません。
※ワードプレス以外に引っ越す(まあそういう人はあんまいないでしょうが)場合はこの限りではありませんので注意!でも、同じワードプレスサイトならサイトをほぼ丸ごと新しいドメインに移せるということです。
このプラグインを知った時、控えめに言って神が舞い降りたと感じました。
All-in-One WP Migrationの使い方
All-in-One WP Migrationは、使い方もとても簡単です。
All-in-One WP Migrationは旧ドメイン・新ドメイン両方のワードプレスプラグインにインストールしておくだけでよく、細かい設定は基本的に無用です。
旧サイトから「All-in-One WP Migration」のボタン一つでサイトの全データのバックアップを取ることができ、
新サイトに「All-in-One WP Migration」をインストールし、そこからさっきバックアップを取ったデータを読み込むだけ。
これだけで、旧サイトのデザイン、記事、記事同士の内部リンクなどが丸ごとコピーできてしまいます。
つまり、ワードプレス初心者でも簡単に使えるはずなので、ここからは使い方をレビューしていきますね。
All-in-One WP Migrationのインストール
ワードプレスの「プラグイン検索」で、普通に「All-in-One WP Migration」をインストールします。
いちいち細かくは言いませんが、「プラグイン」⇒「新規追加」で、検索窓に「All-in-One WP Migration」と検索すれば出てきます。
「今すぐインストール」でしばらく待ってから「有効化」をして、すぐに設置完了です。
ただし、すぐにサイト引っ越し・載せ替え作業をしたい場合、
引っ越し元のサイト・引っ越し先両方のワードプレスに「All-in-One WP Migration」をインストールしておきましょう。
「データの吸出し」「データの読み込み」両方にAll-in-One WP Migrationを使うからです。
All-in-One WP Migrationで旧サイトのバックアップを取得
早速、All-in-One WP Migrationでサイトのバックアップを取ってみましょう。
・・・といっても、やり方は数行で説明が終わるほど簡単です。
ワードプレスの管理画面に「All-in-One WP Migration」が追加されているので、それをクリックして開きます。
すると「All-in-One WP Migration」の下に「エクスポート」という項目があるのでそこをクリックすると、以下の画面へ飛びます。
そして、赤で囲んだ「エクスポート先」というタブをクリックで開き、エクスポートファイルのファイル形式を選びます。
形式はお好きなものでよいですが、PC容量がよほどカツカツでないなら無難に「ファイル」形式で構いません。
クリックすると、エクスポート用ファイルの生成とダウンロード準備が始まります。
後の引っ越し先で使う「インポート」で丸ごと取り込めるファイルが自動で生成されるので、USBやオンラインのストレージにでも保存しておいて、紛失しないようにします。
※サイト規模にもよりますが、プラグインや画像、デザインも含めた全データを保存するので、ファイルは結構大きめ。環境によっては数分はかかるかもです。
これでバックアップは完了です。
ここまでは、今すぐやっておいて損はありません。
今の状態のサイトの「すべて」が保存されます。
All-in-One WP Migrationで新サイトにバックアップを読み込む
続いて、↑でバックアップを取ったデータを、新しいサイトで取り込んで復元する方法もお伝えしましょう。
引っ越しサイトは、ワードプレスをインストールしただけのバニラ(初期)状態で構いません。
※https対応のURLにしておくなどの作業はしておきましょう!
そこにまた「All-in-One WP Migration」をインストールしたうえで、
サイドメニューの「All-in-One WP Migration」から、今度は「インポート」を開きます。
で、さっき作ったバックアップファイルを、画面の指示通りドラッグ&ドロップで放り込みます。
直感的に作業できるのですごく楽です。
すると、これまた自動でバックアップファイルの読み込みが始まりますので、
あとは完了するまで待つだけです。
インポート(読み込み)が終われば、その新ドメイン(サイト)は前のサイトから
- 記事
- 記事の挿入画像や見出し画像
- サイトのデザイン(有料テンプレートなどももコピーされます)
- 内部リンク(新サイトのURLに書き換えられた状態で!)
- プラグインと設定
以上全てが完璧に引き継がれているはずです。
僕は最初使った時、あまりにも簡単で驚きました。
今すぐ引っ越し予定がないなら、捨てアドレスなどで是非、上記手順で「インポート」したサイトを見て欲しいくらい。
ほんとに、「まんま」引き継がれていてびっくりします。
これはご自身の目で確かめて欲しい・・・!
内部リンクなども新サイトのURLに対応した形で勝手に置き換えてくれるので、他のプラグインで必要だった「内部リンクの確認とURLの修正作業」を丸ごと省略できたのはすごい。
インストールした「Cocoon」などのワードプレステーマまで完全にコピーされています。
これほど楽なサイトバックアップを、これまで経験したことがありません。
作ってくれた人に感謝です。
All-in-One WP Migrationでできないこと/引き継がれないこと
ただし、All-in-One WP Migrationにも、「引き継げないもの」があります。
【一部テーマのみ】カテゴリーページに設定したアイキャッチ画像
これは「Cocoon」など、特殊なことができる「一部の」テンプレートで起こる問題ですので、大半の人は無視していいでしょうが・・・
Cocoonユーザーの中には、カテゴリートップページにもがっつりコンテンツを入れてる人が少数派ですがいると思います。
※ワードプレスの「カテゴリー」は、特定のブログテーマだと普通の投稿ページや固定ページのように記事を書くことができます
で、当然、Coconnだと「カテゴリー」に記事を書けるだけでなく「アイキャッチ画像」なども普通の記事と同じように入れることができるのですが・・・。
All-in-One WP Migrationでは、この「カテゴリーページ」だけ、アイキャッチ画像が引き継がれませんでした。
とはいえ、全然問題はないです。
アイキャッチに使った画像データ自体はしっかり「メディア」に引き継がれているはずなので、そこで再設定してやればOK。
ちょっと面倒ですが、引越ししたてのサイトの全リンクをチェックするよりはマシですし、カテゴリーページに記事をガッツリ書くのは少数ケースでしょうから、手間は少ないはずです。
むろん、カテゴリーページに書いた記事や画像自体はしっかり引き継がれているようなのでご安心ください。
一部ブログテーマのスキン
無料ブログテーマの「Cocoon」は、設定からスキン(見た目の色やデザイン)を変更することができますが、スキン設定は引き継がれないようです。
ですが「Cocoon」自体のもろもろの機能や設定は引き継がれています。
つまりスキンをまた設定しなおせば済むので、これも大きな問題ではありません。
アフィリリンクやブログランキングのリンクなどは貼り換えが必要かも
また、アフィリリンクも前のサイトのまんまで引継ぎされます。
当然アフィリリンクは(ASPにもよりますが)アフィリ審査を通したときのサイトと変わっているので、場合によっては再申請などが必要です。
・・・とはいえ、afbなど多くのASPでは「登録サイトのURL」の変更申請ができますので、その場合アフィリリンクもそのまんまでOKです!(ASPサイトでの、所有メディアのURL変更申請のみでOKです)
ただし、
- 前のサイトも(アフィリリンクも含め)残しておきたい場合
- URL変更ができず、別サイトとして登録が必要なASPのアフィリリンクの場合
以上のときは、新たにサイトを申請し、アフィリリンクを書き換えなければならない場合もあります。(Zucksなどが該当します。)
↓登録サイトのURLを書き換えられるASPなのでそのままでOKなパターン
↓登録サイトのURLを書き換えられないからダメ
まあ、URL変更申請ができないASPの方が僕の知る限りは少数派なので。
いずれにせよ労力は圧倒的に減ります。
また、ブログランキングを紐づけしている場合も注意です。
ブログランキングは、サイトを一個一個登録するシステムなので、新しいURLに載せ替えたならランキングのバナーも取得しなおしましょう。
All-in-One WP Migration/まとめ
以上、「これさえあればほぼすべてのバックアップ・引っ越し作業を省略できる」といっても過言ではないプラグイン
All-in-One WP Migration
をご紹介しました。
便利なので是非、サイトのバックアップを楽にしたい時は使ってみてくださいね。
僕は、なかなか上がらないサイトのドメイン載せ替えなどの作業をするのですが、そういった際にこのプラグインはマジで助かります。
また、単にサイトのバックアップツールとしても、使いやすさ・お手軽さともに「BackWPUp」の完全上位互換と言ってよいのではないでしょうか?
というわけで、お疲れ様でした。
何かしらあなたのお役に立てれば幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。