康太です。
ネットビジネスというのは、すなわち「情報発信の力」とイコールと言っていいです。
好む好まざるにかかわらず、今の世の中は残念ながらネット社会。
これはどうやっても動かないわけです。
今やネット一つで連絡、情報収集、買い物、ビジネス、金融その他様々なものを利用する時代です。
そんな時代にネットのスキルを身に着けずに生きていくのは、
「現代人が基礎教育も受けずに生きていけ」
というのと同じくらい無理な話なんですね。
しかし、ネットのスキルがあれば先述のように「現代社会」における生活をほぼマスターできます。
ほとんどの状況下で不便なく生きていくことができますし、さらに言えば僕らのようにネットを「ビジネス」に活用し、一昔前はあり得なかった
- 会社に勤めずに十分な収入を得て生活していくことが可能
- 時間的な束縛や人間関係のしがらみのない自由な生活
- 会社勤めでは到底不可能な旅行生活や趣味に没頭するなど、自分の好きなライフスタイルを組める
・・・といった生活も可能になります。ある意味ニートにも優しい時代。
まあ、ここまではメルマガ等でもしばしば言ってることです。
んで、今回特にお伝えしたいことというのは、
「ネットビジネスのスキルを甘く見ないこと&ネガティブにとらえず挑戦して欲しい」
ということです。
「自分はリアルビジネス、あるいは会社員として十分やっていけるからネットに興味はない」
みたいなことを言っている人がたまーにいます。
しかし、それは少々古い認識だと思うし、むしろ正直ここからの時代ヤバいです。
いくら専門スキルがあろうと、下手したらネットビジネスしかやってないプー太郎にすら収入や情報、信頼性構築の面で普通に負けます。
どういうことなのかはこれから解説しますが、
「ビジネスをやるかはともかく、情報発信の力は身に着けて絶対損はないスキル」
なのです。
ネット検索で出てこないお店は「存在しない」も同然である
たとえば、都市部にある儲からないレストランがあったとします。
儲かってはいませんが、店主は10年も修行して最高の料理を追求した天才で、その味は絶品で、地元民からは評判です。
しかし、お客さんは思ったほど来ない。
でも立地や衛生状態が悪いわけでもない・・・なんで客来ないんだろう。
さあ、考えてみましょう。
なぜ、このお店にはお客さんが来ないのか。
むろん、考えれば色々理由は出てくるでしょうが、根本的な問題は「そもそも存在が認知すらされていない」ということが考えられます。
一つ言い忘れていた条件があって、
「この店主は料理一筋で、ネットとやスマホPCは全く興味ゼロ」
というのも付け加えておきましょう。
ですが、今の人はどうやってお店を探すのでしょうか?
そう、ネット(Google)検索です。
たとえば、Googleマップを使って「地名 ランチ」とでも検索すれば、周囲の料理屋さんがたくさん地図上に表示されますよね。
・・・が、その儲からないお店はそもそも「Googleマップに登録されていない」のです。
しかも、その店主はあまりに料理の中身にこだわってお店のホームページも作っていないし、チラシは「昔ながらの方法」として、直接色んな家を回って配るということをやっていました。
だから、地元民には多少名前が知られるのですが、特に外部のお客さんに対する周知が弱いのです。
何より、スマホをよく使う人は考えて欲しいのですが、「お店」と検索して、ネット上に情報が一切出てこないお店を利用する気になれるかという話です。
レビューも出てこない、★いくつかも不明、口コミも少なくておいしいのか美味しくないのか分からない、下手したらGoogleマップの地図上にすら存在しない。
僕だったら、そんなギャンブル満載のお店に特攻する勇気はないですね(笑)
というか、大学生時代にクソ不味いラーメン屋に初見&事前調査なしで行ってしまい、誘った友人にもこき下ろされて死ぬほど後悔したので、今はちゃんとレビューを調べてくようにしています。
それはともかく、近くに★4.0くらいで、例の「儲からないけど味は★5クラス」のお店ほど味は良くなくても、「ちゃんと情報が出てくるし、口コミの評価も総じて高い」なら、ユーザーはそっちに流れていってしまいます。
残念ですが、
「口コミでお客さんが勝手に全国に広めてくれる」
という奇跡でも期待しない限り、このお店はなかなか売り上げを上げることはできないのです。
せいぜい、「地元民には人気の隠れた名店」・・・くらいにはなるでしょうが、それ以上にはなれません。
クリエイターこそネットビジネスを学ぶべき!
同様のことはクリエイター業界にも言えることです。
たとえばツイッターで、絵の腕はそこそこだけどよくツイートしてて認知度も高い絵師Aさんと、鳥山明(ドラゴンボールの作者で、ドラクエシリーズの絵も担当)レベルで絵は上手いけど、「ほとんど情報発信をしていないせいで認知度がほぼない」Bさんがいたとします。
この二人が「依頼で有料イラストを描きます!」というのをある日同時にツイートしたと仮定すると、どちらがより多く仕事を取れるでしょう?
恐らく、というかほぼ間違いなくAさんが圧倒的にボロ勝ちします。
なぜなら、Aさんは既に認知度があって、ファンも多くついているでしょうし、サンプルなどで見せる絵の質がたとえBさんに見劣りしていても、
「Aさんの絵が好きだから」
「Aさんは普段の絵もよく見ていて安心できるから」
という理由でAさんが選ばれるのです。
逆に、Bさんの絵は素晴らしくても
「普段見ない人だし、大丈夫だろうか?」
「普段どういう感じで依頼を受けていて、どんな絵が得意なんだろう?自分の需要と合っているだろうか?」
「どんな人か心配だ、職人気質でお客さんにもめっちゃ突っかかる人だったら嫌だな」
という不安が少しでもあれば、Bさんは選ばれません。
つまり、ネット上での「露出具合」「頻度」はそのまま「そのお店や人物の信頼性」にすら繋がってしまうわけです。
だからこそ、「ネットをうまく活用して情報発信しているか」という一点だけで「直木賞作家が素人作家に人気の面で負ける」みたいな異常事態が起こってしまうわけです。
ついでに、僕は「専門スキル持ちや創作活動が好きな人こそ、ネットスキルを身に付ければ最強説」を唱えています。
まず理由の一つは、今の時代はファンティアやpixivなど、投げ銭で自分の創作活動の支援をしてもらったりすることが可能なサイトが増えています。ネット上のフリー絵師にとっては良い時代ですね。
また、youtubeで自分の曲を上げてそれが人気になった人もいますし、自分の作品を「小説家になろう」などの小説投稿サイトに上げて人気になり、そのまま作品がアニメ化されてしまった人も大勢いますよね。
僕が好きでいつも読んでる「ワンパンマン」の原作者ONE氏も、自分の漫画をネットで公開していたところ人気になり、「アイシールド21」の作者である村田雄介さんを感動させ、二人が組んで「ワンパンマン」のリメイクをするきっかけになっています。
つまり、小説にしろ漫画にしろ音楽にしろ、これまでは「出版社」や「事務所」を通してしか自分の作品を広められなかったクリエイターやアーティストは、そういった会社に依存せず作品を世に出せるのです。
ある意味、クリエイターにとっては超絶有利な時代が「今」と言えるかもしれませんね。
プラモの精巧な完成品を作って、それで生計を立てている職人もいるそうですよ。
むしろ、ネットの普及でそのへんの出版業界やレコード会社が若干危ういことになっています。
自分たちの存在意義や既得権益を無視して人気者になって、これまで自分たちが命綱を握ってきた「マネタイズ」すら全部独自でできる連中が生まれてしまったわけですから。
逆に、「会社の下で、自分の専門スキルを貸し与えている」という立場にいる人というのは、そりゃあもう、相変わらず搾取され放題です。
日本のアニメ文化を支えている「アニメーター」が、バイト以下の月給と、過酷な労働時間の中でこき使われていることは、そっちに詳しい人には良く知られています。
同じく日本の現代文化の主力である「漫画家業界」も、なかなか過酷です。
ジャンプの人気漫画である「銀魂」の作者さんの読者アンケートに対する回答が、いちいち悲痛でリアリティのあるものでしばしばネタにされています(笑)
最も会社に貢献していたデザイナーなのに、社長から軽視されていた僕のコンサル生の実話
また、僕のコンサル生でWEBデザイナーをやっていた人の実話を話しますが。
彼は前のWEBデザイン会社にいたころ、「会社内で最大の売り上げ」を達成していました。
が、他の社員に比べて「たった5万円」しか月収が増えず、しかもアホな社長からは
「お前の代わりなんかいくらでもいるんだぞ!」
という信じられない言葉を浴びせられたそうです。(代わりを見つけられるとは言ってない)
いやー、本当にいるんですね。リアルでそういうことを言っちゃう人って。伝説上の動物を生で見た気分でびっくりです。
どんだけ軽視されてるんだクリエイター。
・・・何はともあれ、
「集客や信頼を貸して、専門スキル持ちの仕事を仲介している会社」
というのが、ある意味出版会社やデザイン会社の本質です。
こういう会社にに従属して自分のスキルや作品を世に出している人は、そういった信頼や仕事を会社から貸し与えてもらえます。
ですが、逆に言えば「命綱を握られてる」わけですから、クリエイターを「変えの利く道具」としか見ていないような悪い経営者には、見事に搾取されてしまうわけですね。
(むろん、搾取ばかりではなく彼らは彼らで大事な仕事はしていますけど・・・)
しかし、自分の発信媒体を持っていて、自分で作品をいろんな人に周知できる方法・・・
すなわち「情報発信」さえ知っていれば、「専門スキル持ち」というのはかなり強くなるわけですね。
集客もできる、サービスや成果物も自分で提供できる、価格や報酬も自分で100%設定できるし、誰かに中間搾取されることもない・・・
ネットで稼いでる人が「強い」のは、実はここにあります。
だって、ネットビジネスを経験した人は「売る商品の決定から販売ルート、報酬設定」まで自分で設定することができるわけですから、すぐに新しい事業を立ち上げるのも自由ですし、辞めるのも自由。
会社に依存する必要がそもそもなくなってしまうのです。
ちなみに、今お話しした僕のコンサル生の元デザイナーさんは、今では一から情報発信用のブログを立ち上げ、ブログのデザインスキルを活かしたアフィリエイトだけで月20~30万を稼いでます。
ついでに、自分のデザインのお仕事もそのサイトから取ることができ、文字通り「会社に雇われることなく」自分のスキルで生計を立てることができるようになりました。
WEBデザインの相場は数万~10万円なので、個人で成約取ればその収益は丸ごと自分のものですからw
いやー、本当におめでとう。こういうクリエイティブなスキルってよく軽視されますよね。
でも、自分で集客~成約を取ってこれるスキルがあれば、上に自分のスキルを買いたたかれる必要もないんですよね。
ネットビジネスを教えることを通して、自由になってもらいたいのはもちろんですが、こういう感じでクリエイティブ業界にも貢献できる機会が増えればいいなと僕は思ってます。
あんまり夢とか志とか考えるのは好きじゃない僕ですが、こういう形で社会貢献できるんならそれは嬉しいことだと思いますのでw
以下の記事ではそんな彼の紹介をしてます
個人も「ネット」で存在感を示す時代に・・・
また、個人のコミュニケーション手段もどんどんネット化が進んでいます。
今や学校の緊急連絡すらLINEグループだし、会社でも導入する企業は増えていくでしょう。
今時「電子メールや直接電話で頼む!」とか言ったら逆に面倒くさい人と思われます(笑)
ネットビジネスのコミュニティやスクールでもだいたいLINEやチャットワークなどといったネットサービスを介したグループでやり取りしてますね。
さらに、さっきの例のように「SNSでよく発信してる素人作家」の方が、「SNSで発信が少ないプロ作家」よりもよほど発言力や信頼が高いという事態も起こりえます。
そして、ネットをうまく活用できない、ネットでうまく自己発信ができない人は、ビジネスだけでなく個人としても自己表現やコミュニケーションの場を失っていきます。
僕は正直ドン引きしたのですが、最近は道を尋ねただけで「スマホで調べろ!」などと怒る人もいるんだとか・・・(笑)
この人は正直極端だと思うけど、実は「ネット民」にこういう奴は珍しくないんですよ。
ネット掲示板でも「ググれカス(分からないことを自分でネット検索せず、直接人に聞こうとする人に対する罵倒)」なんて言葉をよく聞くように、
「ネットをうまく使えない人は、コミュニケーションコストがかかる面倒な奴」
という認識がだんだん広まってしまっています。
僕自身は正直、「直接その人に話しかけて、コミュニケーションの機会を作るのも立派なコミュニケーションのテクニック」だと思ってるし、ネットで調べた情報を絶対視することは危険だと思うので、こういう考えはあんま好きじゃないですが。(地図検索なんか本当に当てにならんし)
ですが、僕も確かに「自分で調べれば一瞬で分かることを一日一回ペースで何度もメールで聞いてくる」とかされたら嫌ですよ(笑)
せっかくツールがあるなら、それに適応していった方が良いのは確かです。
何はともあれ、ネットというツールをうまく活用しないと、このように「ダメ人間」のように扱われる可能性があることも気を付けた方が良いでしょう。
ネットの登場で、誰でも「客づくり・ファンづくり」ができる時代に
今は「ネットを活用できないデメリット」を話しましたが、逆に言えばネットを活用できればこんなに有利になるということも知ってもらいたいです。
それが、「ネットを使って、誰でもプライベート・ビジネス問わずに自分の知り合いやファンを集められる時代になった」ということです。
たとえ専門スキルが特になかろうと、情報発信をネット上で行い「自分の人柄や企画を面白いと思ってファンになってくれる人」を集め、自分のビジネスに繋げている人もいっぱいいます。
アフィリエイト業界で最も有名な「だいぽん」さんはその好例ですし、それどころかビジネスすらせず、「ただ投げ銭と面白い企画の提案だけで食っていく」事に特化した「プロ奢られイヤー」なる人も登場しています(笑)
まあ、プロ奢はさすがに好みが分かれそうですし、ヒカキン以上に嫌われているかも知れません。
みんな「汗水流して働かないとお金をもらってはいけない」と思ってるので。
でも僕は「お金」というものの本質から言って、こういう男がいるのは何も問題ないと思っています。
そもそも、歴史から行っても「お金」の本質は「汗水たらして働いた報酬」ではないです。
お金とは「信用や好意を形にした交換券」。
そうである以上、「多くの人を楽しませ、ファンを作る魅力のあるプロ奢られイヤー」というのはお金を受け取ることができて当然と言えるわけですからね。
⇒大人が教えてくれない「お金」の本当の価値(執筆中
かなり極端な例ではありますが、このようにネットで自分の存在ややっていること、スキルをPRしたり発信することが「誰でも可能」なのがネット社会の魅力です。
それをマネタイズ、すなわちビジネスに繋げるのも自由自在。
ネットビジネスをバカにしてる人がいますが、ネットビジネスのスキルを学んだ人はリアルでも圧倒的に活躍可能な人ですからね。
実際、慶応大ブロガーのわっきーさんや、先述のだいぽんさん、僕の師匠の福田りょうたさんも、リアル美容室や会社のプロデュースを(別に資格はなくても)任されるくらいですから。
それも、もちろん彼らがネット上で発信し、有名になって「信頼」「固定ファン」を得ているからにほかなりません。
自分で作品やサービスを提供できる人はもちろん、専門スキルがない人もネットビジネスの集客のスキルを他業界に活用して感謝されることだってできるわけです。
より詳しく「集客が少なくても月収100万を達成したファン化ライティングノウハウ」を学びたい方は、僕の無料講座の受講をおすすめします。
ネットビジネスは「やむを得ず選ぶダメ人間の最後の手段」ではない
以上のように、ネットビジネスの「情報発信」のスキルというのは、普通にリアルでも通用するし、特に職人気質な非地や専門スキル持ちにも「ものすごく有用なスキル」なんですね。
逆に、スキルがなかろうと
「この人良いよ!」
「この商品良いよ!」
という感じで紹介能力&信頼性があれば、アフィリエイト報酬という形でお金を受け取ることもできます。
僕とかは割と「リアルが嫌でネットビジネスをやった」というタイプだったわけですが、実際ネットビジネスを始めたことで逆にもしリアルに戻る羽目になってもそこそこやっていけるスキルとビジネス知識を身に着けることができました。
だから、ネットビジネスを始めることを決して「世間から逃げた」みたいな負い目をあなたに感じて欲しくはないし、むしろ時間とお金は嫌と言うほど手に入るようになりますから、もはや「負け組」「勝ち組」の定義すら分からなくなりますw
こっちの記事でも書きましたが、人間、意外なところに活路が転がっているもの・・・なのかも知れませんね。
そういうわけで、決してネットビジネスをやることをネガティブにとらえず、
- 「専門スキルがある人は、それをより活かして賢く生きていくためのスキルとして」
- 「専門スキルがなくても、簿記や英会話など変な資格に何十万払うよりよほど有用なスキルに投資する気分で」
「ポジティブ」に、ネットビジネス(情報発信)を学んでみてはいかがでしょうか。
僕は、個人で稼いで生きていく入門兼必須科目として「アフィリエイト」をはじめとした「ネットビジネス」を推奨しています。
ネットビジネスだと、稼ぎやすい上にコストがほぼかからず、リスクがないためニートや学生でも始められるからです。
そういうわけで、参考になれば幸いです。
康太でした。