康太です。
今回は、
「ファン化ライティング」
の理論について語っていきたいと思います。
前の
「キャラクターブランディング」の記事でも喋ったように、
検索エンジン上位を狙ったマウントの取り合いでは、
いつまで経っても労働から逃れられませんし、
検索エンジンから飛ばされる危険に常に怯える羽目になる。
そうならないためには、
「あなたのブログのファン化」を意識すべき。
・・・
・・・・・
いや、それは分かったんだけどさ。
じゃあ読者を「ファン」にしていくって、
具体的にどうすりゃあいいんですかい?
・・・という、
至極もっともな疑問が湧いてきますよね。
まあ、コンサルでも割とこのへんをちゃんと
「言語化して」「わかりやすく、具体的に」
初心者に伝えられない人が多いのですよ。
A「ファン化を意識しましょう!」
B「はい!んで、どうやって?」
A「読者に価値を与えましょう!」
B「はい!で、どういう価値っすか?」
A「感情的価値です!」
B「感情的価値って何!?」
A「読者のためになる情報です!」
B「ノウハウの話はしてますけど?これはためになる情報ではないんですか?」
A「もっと読者さんの心に訴えかける価値提供を!」
B「・・・・・」
A「・・・・・」
・・・
まあ、
そりゃあダメに決まってるわ。
「もっと具体的に言わないと分からんよ!」
・・・・・という話ですねw
かくいう僕も、
「ファン化とは何か?」というのに対して、
当初、自分の口でなかなか説明できなかったし、
それを理解させてくれる商材にも出会えなかった。
が、ファン化の第一人者ともいえる
僕の「大先輩」からこの「ファン化」について
大変分かりやすく教えてもらったんですね。
もう、
これ以上分かりやすい言語化はないってくらい。
そういうわけで、
早速その「ファン化」の極意を解説していきましょう!
ブログやビジネスにおける「ファン」の定義とは・・・
最初にそもそも論から。
まず「ファン」とは何か?
これについては、ふわっとした理解や認識だと、
後で話す「ファン化のコツ」までもがふわっとしてしまいます。
だから、まずは「ファン」とは何なの?
という前提をしっかり覚えておきましょう。
・・・とはいっても、
「ファンとは何か?」という説明は、正直一言で終わる。
「ファン」とは、
「応援してくれる人(読者)」です。
あなたが自由にネットビジネスで生活してるのを応援してくれる。
あなたが「社会に対してこれを言いたい!」っていう叫びを支持してくれる。
あなたがたとえ病気になったり、マイナスになっても励ましてくれる。
商材とか商品を紹介したら、「●●さんの紹介なら」「●●さんのために買います!」となってくれる。
そうやって、
あなたを応援してくれるのが「ファン」です。
この原理から行けば、
他人を批判して自分の読者を集める方法は、
「真のファン」を生み出すことにはならないわけです。
だって、
批判対象への敵意という共通点だけで繋がってるから。
批判ブログ書いてる奴自身の考えに惹かれたわけではない。
「敵の敵は味方」程度の繋がりです。
いつかの日本の政権交代も、
M主党が政権を取れたのはあくまで
「アンチZ民党」という共通目的で、
薄く繋がっていたからにすぎません。
でも、
国民も野党も「M主党」自体をめっちゃ好きで、
支持や応援をしていたわけではなかった・・・
だから、いざM主党が政権を取ってみると
一気に化けの皮が剥がれてしまったわけですね。
だから、僕らは民S党のような
「他者批判で集めた票」に頼るべきではありません。
あなた自身だから、
あなただからついていく、
あなただから応援してくれる、
という「ファン」を獲得しましょう!
明日からできる!簡単に読者を「ファン化」するコツ
じゃあ、僕らはいったいどうすれば
「応援される」発信者になれるんでしょう?
しかしこれも、決して難しくはないです。
つーか、みんな難しく考えすぎ。
僕も難しく考えすぎていた。
ライティングテクニックを磨くとか、
心理学を極めるとか、そういうことは別に要りません。
ここでは超絶簡単&意識すれ誰でもできる
「ファン化のコツ」を紹介していきましょう。
読者を応援する・元気づける
よく、
人を惹きつけるライティングのコツとして
「読者を肯定しましょう!」
ということを言っている人がいます。
確かにそうなのですが、
これをもっと簡単に言うと、
「読者を応援しろ、元気づけることを言え」
ということです。要するに。
「読者は、肯定してくれる人のファンになる」
というと何となくぼんやりして分かりにくいでしょうが、
「リアルの人間関係」で考えればすぐに理解できます。
「自分を褒めてくれる」
「勇気づけたり元気づけたりしてくれる」
それをしてもらったら嬉しいに決まってます。
「媚びろ」ってわけではないのだけれど、
ちゃんと読者に「語り掛けてる」ことを
意識して喋ろうということです。
「読者の気持ちになって書いてますか?」
ということ。
逆に、
「これだからお前はダメなんだ」
「もっと努力しろ、気合を出せ」
「このままだとあなたは野垂れ死にだ!」
・・・こういうことばかり言って、
「焦らせる」
「脅される」
「ダメ出しされる」
そんなブログのファンに、
あなたは果たしてなるでしょうか?
そういうブログは普通に考えて、
読んでいて「しんどい」気持ちになりますね?
「言うことは正論なんだけど、なぜか人格的には嫌われる人」
というのは身の回りにいるはずです。
ですが、
ブログという場になると、
「読んでいる相手への気遣い」
ができない人が非常に多いです。
成功マインドの記事を書く人にしても、
ただ「こういう人は失敗します!」と、
ただただ正論とお説教を述べてしまう、
普段の気付きや考え方を発信するときも、
どうにも上から目線になりすぎていたり、
読者さんを応援したり勇気づける視点が欠けた、
面白みのない記事になってしまっていたり。
お問い合わせ対応も、
事務的な対応になってしまい、
全然相手と対話してない発信者・・・
よく言う「DRM」というのは、
「ダイレクトレスポンスマーケティング」
すなわち「直接問答+マーケティング」です。
ちゃんと読者さんと会話しろということ。
その視点でブログを書いてる人は、
本当に少ないし、意識していません。
むろん、
それは決してその人のせいではなく、
「情報発信」というだけで話をややこしくし、
シンプルに教えてくれる教材が少ないせいでしょう。
「リアルなら当たり前にすることは何?」
という視点から教えてくれるノウハウが少ないんですよ。
でも、これを読んでいるあなたは、
もうこの「当たり前」を再確認しました。
これを知っているだけではっきり言って、
大半の口だけ「ファン化」とか言ってるブログは余裕で抜かせます。
ぜひ、読者さんを
「励ます」「応援する」「元気づける」
一言を書いていくようにしましょう。
注意:読者に対する「褒め方」の注意点!
もちろん、
読者を元気づけるライティングにおいて、
「褒める」というのはもちろんのこと大事です。
ただ、一個だけ注意点を・・・。
「読者を褒める」というのは大事ですが、
「褒めるのはあくまでポジティブな行動」
にとどめておきましょう。
逆に、
「ネガティブな行動は褒めてはいけない」
ということは覚えておいてください。
んで、
「ネガティブな行動を褒めてしまう」
とはどういうことかというと・・・
えっとですね、
「読者を褒める」ってのは大事なんです。
でも、だからって
「何でもかんでも褒めればいい」
っていうことではありません。
たまーにですが、
「読者を褒めましょう!」
というのを拡大解釈しすぎて、
↓こうなっちゃう人がいます。
たとえば、
「(あなたは疑り深いですが)慎重でいいことですね!」
「(あなたは行動力がないですが)のんびりしていていいことですね!」
こういう変な褒め方をしてしまうのはダメです。
いや、普通に考えてですよ、
「こういうことをしてたら稼げんだろうな」
という行動を褒めたらダメなわけですよ。
叱れとか、
ダメ出ししろとかいうわけではありません。
いや、その人のキャラや状況によっては
敢えて「叱ったり」「厳しいことを言っても」
別にいいんですけどね。
褒める、叱る代わりに
「同情してあげる」
「共感してあげる」
「フォローしてあげる」
これでいいのです。
ネガティブな行動に対しては。
たとえばですよ。
僕は臆病で、
超絶疑り深い方です。この業界でも。
疑り深さは「詐欺られない」ためにある程度重要なんだけど、
疑ってばっかだと逆に「行動できない」「成功できない」と言われますよね?
もちろん、
疑り深いのは行き過ぎれば害になります。
でも、オラオラ系の人が言うような
「疑わない」というのも行き過ぎれば害です。
下手したら人生詰みます。疑り深いより危ないです。
「成功してるのは疑わずに行動しまくった人だけ!」
オラオラ系の成功者は言いますけどね。
それは「生存者バイアス」です。
彼ら表に出ているのは「一握りの」成功者。
その裏でいくつの屍が積み重なっていることか。
だから、極端じゃダメ。
「疑う」というのも、
「信じて行動する」というのも、
両方備えなきゃならないんですよ。
・・・と、
こういうのが「フォロー」ですね。
あるいは、
「僕も行動力はないのでめっちゃ気持ちは分かります^^;」
「でも、やっぱりどこかで行動しないと人生は絶対変わりません!」
という感じで共感・フォローを入れるとか。
参考までに・・・
読者の味方であることを意識すること
さて、前の項では
「読者を励ませ、元気づけろ!」
ということを言ってきました。
むろんそれも超大事なのですが、さっき
「何でもかんでも褒めればいいわけではない」
ということを言ったのと同様に、
「誰でも彼でも褒めればいいわけではない」
ということも意識してください。
どういうことかと言いますとね、
「あなたは、自分の集めたい読者層の味方として発信している」
ということを意識して欲しいということ。
たとえばあなたが
「ニートとして苦しんでる人」に対して発信してるなら、
あくまであなたは「ニート」を励ましたり、
元気づけたりする言葉をかければいいのです。
つまりは、管理人のあなたは
「ニート」の味方ということができます。
わざわざコメントに来て、
ニートを否定するめんどくさいお説教親父や、
ニートの辛さを知らない第三者に対しては、
褒めたり相手にしたりする必要はないです。
要は、
「ターゲット選定」ともかかわるわけですが、
「あなたは誰の味方なの?」というのを是非意識しましょう。
読者の敵には屈するな
ついでに、もう一個大事なことを言います。
僕は基本、
「他人を叩く」というのはリスクも面倒事も多いので、
正直あんまりおすすめしていませんし、やりたくないです。
ですが、例外があります。
それは、
「あなたが味方すべき読者」の「敵」は、
むしろ「叩いてもOK」ということです。
別の言い方をすれば、
「自分のファン読者を叩く奴は叩いていい」
ということですね。
たとえばですよ、
「ニートは悪くない!クソなのは日本のブラック社会だ!」
というキャラでニートの味方として発信していた人が、
「いや、日本の労働文化こそが日本の発展に寄与してきたのだ、間違っているのはあなただ!」
という「アンチ」の反論を受けたとします。
このとき、管理人が
「そうですね、あなたの言う通り、僕が間違ってました。以後気を付けます」
・・・なんて言っちゃったらどうでしょう?
もう、ニートのファンは失望だし、
たぶん大ブーイングですよ、弱腰外交じゃないんですから。
これじゃあ、ファンはがっかりだし、
逆に読者が離れていってしまいます。
確かに、変な炎上をしないように、
普段は外部を叩くような「挑発的な言葉」は、
基本的には控えるべきです。
でも、八方美人になって
「ブログにそもそもお呼びでないアンチ」
「あなたの応援したい読者を非難する人」
にまで媚びてはゼッタイにいけません。
「あなたが語り掛けている読者の敵」に対しては、
最悪でも完全無視or黙ってコメント削除か、
徹底抗戦くらいのつもりでいきましょう。
そこは、
「読者を守る、これは譲れない」
という黄金の精神で行くべきです。
上級編:読者の「本音」を代弁すること
で、これはさらに上級編です。
「読者の敵を叩く」事に限らずですが、
特にファンに対して行いたいことというのが
「ファンをスカッとさせる切り返しで敵を撃退する様を見せる」
ということです。
より具体的に言えば、
「ファンが言いたくてもうまく言い表せない本音を代弁し、敵にぶつける」
ということですね。
これに関しては、
かつて「海外ニート」さんという伝説のブロガーがいて、
彼がまさに「完璧な模範解答」になります。
現在はご本人の意志で閉鎖されてしまい残念!
魚拓(アーカイブ保存)は残っているので、
そっちを代わりとして引用しておきますね。
https://megalodon.jp/2009-0707-0236-01/kusoshigoto.blog121.fc2.com/blog-entry-270.html
で、彼の切り返し方を例に例えばさっきの
「日本のブラックと言われる労働文化があったからこそ発展した」
「だから、ニートを擁護するのは許されない!」
というアンチに反論してみましょう。
「あなたは、日本のブラック企業を擁護してるのですね?」
「やれやれ、こういう奴がいるから日本のブラック化は止まらない。」
「会社の経営者がブラック企業を擁護するのは分かる、自分たちの同類だから。」
「でも、僕らと同じくブラック企業に搾取される側のあなたが、ブラック企業を擁護するってどうなのか?」
「そういうあなたのような”ブラック社畜”がいて、一番喜ぶのは会社の経営者だ。それを分かってるのか?」
「今頃、ブラック企業の経営者はほくそえんでるぞ、”自分たちがいくら奴隷から搾取しても、こうやって擁護してくれる奴隷が日本にはいっぱいいる”、“奴隷同士で争ってくれて自分達の地位は安泰だ”と。」
「これがまさに、日本からブラック企業がなくならない社会の構造だ。その片棒を担いでいるあなたは、恥ずかしくないのか?」
「むしろ、日本のそういう訳の分からない労働環境から距離を取っている人(ニート)の方がよほどまともだ!」
・・・と、海外ニート氏を真似れば、
(というか僕も大賛成なのですがw)
こういう感じの痛快かつ正論な切り返しができます。
で、
これをガツンとアンチにぶつけてもらったファンは、
「そうだ、それこそが言いたいことだった!」
「さすが海外ニート!俺たちにできないことを平然と(ry」
という感じで、スカッとします。
で、この「スカッとした」の内容こそが、
「自分が弱くて言えなかった本音をガツンと言ってくれた!」
ということになるのです。
一見反社会的なヤンキー漫画が流行るのも、
「若者が心の中で、社会に対して言いたいけど、言い表せない本音」
を、作中の登場人物が真っ向から敵にぶつけていき、
潰してくれる痛快さがあるからと言えるでしょう。
むろんいきなり
海外ニート氏のような格好いい切り返しを
自分に課さなくても大丈夫ですw
あくまで、ファンづくりに大事なのは
「自分が語り掛けている読者の味方として発信せよ!」
ということです。
ついでに、
「ニートを肯定する」というのと、
「ネガティブな行動を肯定するダメな肯定の仕方」
というのはごっちゃにしないようにしましょう。
そもそも海外ニート氏は
「ニートは悪じゃない、日本のニートは海外では十分高スペックで通用する、真面目で有能な人ばかりだ」
「でも、日本のわけのわからない就活や労働体系が日本社会で弱者、つまりニートを生み出しているだけ」
というスタンスなのであって、
「行動できない人を肯定している」
というわけではないことに気を付けましょう。
ここは、
「あなたが誰の味方か?」
という部分と照らし合わせながら、
柔軟に考えていってくださいね。
明日から実践できる「ファン化ライティング」の極意まとめ
以上、
普段のブログ発信やメルマガ発信で
手軽に真似できる「ファン化」のコツとして、
- あなたの語り掛ける読者を励ませ、元気づけろ
- あなたは、読者の味方であることを忘れない
- 読者の敵には屈してはいけない、むしろ堂々反論せよ
以上を意識してみましょう!
むろん、ブログ発信だけでなく、
一人一人の読者さんとのメールのやり取りでも
そういう「相手を元気づける」意識をすれば、
その人はきっとあなたの「ファン」になります。
たぶん、正論で
「あなたはそうだから成功できない」と説教したり、
「役立つノウハウを淡々と教える」よりも圧倒的に、です。
僕は特に
「一人一人のメールのやり取り」から
コンサル成約などに繋がる例がめちゃくちゃ多いのですが、
その理由は、結構無意識下で
「読者を励ましたり、元気づける」
ような言葉をかけていたからにほかなりません。
僕に
「ファンとは、応援してくれる人である」
という定義を教えてくれた地雷屋さんも異常なファンの濃さを誇りますが、
彼もまた「読者さんの味方」というスタンスを絶対に崩していません。
さあ改めて、
あなたのブログまたは他人のブログを見返してみましょう。
特に、
「役には立つんだけどなんかつまらないブログ」。
そのブログは、誰に語りかけていますか?
誰か特定の人達に向けて「応援」をしていますか?
あなたは、そのブログを読んでいて元気をもらえますか?
きっと、ヒントになると思います。
特にこれからの時代は「誰が発信しているか」が
より検索エンジンに評価される時代になると言われます。
そんな中、量と実績では勝てない
僕ら「後発の弱者」が逆に彼らを打ち負かせるのは、
「濃いファン」をいかに獲得できるかです。
ぜひ、頑張っていきましょう!
ではでは。