>>辞めた後の繋ぎにおすすめ、ダメ人間でもできる小遣い稼ぎ一覧
康太です。
会社の中で行う「仕事」というものは、嫌でも「組織」の中で行うものです。
それゆえ、何かしらの人間関係のしがらみは避けられないわけで・・・
あなたは、仕事を辞める原因のほとんどは、「人間関係」だという研究結果が出ているのをご存知でしょうか。
「ストレングスファインダー」という人間分析ツールの開発経緯がまさに
「仕事を辞める人の大半は、直属の上司との人間関係が原因」
・・・という部分からヒントを得たといいます。
だから、
「他は良いんだけど、上司や同僚が嫌すぎて、ストレスで仕事を辞めたい」
というのは、何もおかしなことではないんですね。
というか、人のパフォーマンスって、そもそも「人間関係」から始まっているんですね、
人間関係が良ければ、精神的に安定する。
精神が安定すれば、健康にも良い。
健康なら、時間もできるし、時間があればお金も稼げる。
みんな、人間関係を「甘え」だとして「軽視」しますが、実は人生トータルで見てもかなり重要なのが「人間関係」なんですね。少なくとも、僕はこの考えを聞いて、限りなく真実に近いと思ってます。
そういうわけで、今回は
「仕事の人間関係によるストレスで辞めたい」
ということに焦点を当てた対処法を解説したいと思います。
もちろん、目次から必要な情報に飛べるので、
読みたい場所だけ読んでもらえればOLですので。
仕事の人間関係で辛い!辞めたいけど辞められない人にありがちな悩み
仕事が辛い。だから辞めたい。
「だったら、さっさと辞めればいいじゃないか」
という人がいます。
もちろん、普通に考えればそういうことになります。
ですが、実際問題「仕事を辞める」までに、越えないといけないハードルは意外に多いんですね。
むろん、僕も「仕事を辞めた」わけですが、スムーズに辞められたというわけではありません。
で、多くの人が抱える「辞めたいけど辞めにくい」理由は、実際問題、仕事を辞めるまでには
- 今すぐ辞めたいがすぐに辞められるのかが不明
- 辞めたい旨を、上司や同僚に言い出しにくい
- どこの職場に行っても同じになるという脅しや不安
- 人間関係を理由に辞めたら転職時に不利になるという不安
- 家族や友人などにどう見られるかが気になって踏み切れない
- 面接などが苦手で、転職活動そのものが苦痛
などなど、多くのハードルを乗り越える必要があるせいです。
そういうわけで、これらの悩みに対する対処法を解説していきましょう。
1、今すぐ辞めたいがすぐに辞められるのかが不明
よく、
「労働基準法上は、2週間前に予告=退職届を提出すれば、自由に退職してよい」
ということを言っているサイトが多いです。
むろん、法律上はそれが正しいのですが、現実問題ではなかなかそうもいかない場合が多いです。
なぜなら、会社の就業規則が「1か月前に退職を予告しろ」となっていた場合、労働基準法上は確かに退職届提出後2週間で会社に行かなくても問題はないのですが、
民法上は会社から「損害賠償を払え!」と民事訴訟として「訴えられる」可能性もあります。
ただ、基本的に労働基準法では「会社が勝手に決めた退職機関などの規則は無効」なので、あなたが裁判で負ける可能性は限りなく低いでしょう。
また、会社がよっぽどヤバいことをやっている場合、わざわざ事を大きくして、自分達の行いが明るみに出るのはどう考えても自殺行為です。そういう場合は案外引き止められることも少ないかも知れませんから、それほど神経質になることもないと思いますが・・・
ただ、会社にそこまであからさまな非がなく、完全自己都合で辞める場合は少々注意したほうがいいかと。
現実に損害賠償で訴えてくるような暇な会社はないでしょうが、中には会社による、
「お前を育成するために無駄になった研修費だけでも返せ!」
という訴えが認められたケースもあります。
また、裁判沙汰に巻き込まれたら、いくら負けることはなくてもあなた自身がストレスにさらされることになるでしょうから、円満退職できるならそうするに越したことはありません。
そういうリスクも考え、会社が作っている就業規則には注意しましょう。
2、辞めたい旨を、上司や同僚に言い出せない
そもそも、人間関係に悩んでいるというからには、同僚や上司との仲が極めて悪いということですよね。
であれば、あなたが
「そもそも辞めたい旨を打ち明けにくい」
としても、全く不思議はありません。
さらに、職場に一人二人くらい信頼できる上司や同僚がいるならともかく、
「職場のほぼ全員が敵&仲が良くない」
という場合だと、かなりしんどいです。
3、どこの職場に行っても同じになるという脅しや不安
また、周囲からの圧力や、社会的な通念が足かせになっている場合も多いでしょう。
「すぐ辛いからと言って仕事を辞める人は、どこへ行っても辛い理由ばかりを探してまた辞める」
確かに、この論法はある面間違いではありませんが、一概にそう決めつけるのも問題が多いわけで・・・
ぶっちゃけ、職場の環境というのは、そこにいる人のタイプ、相性、労働環境による精神状態など、僕らが思っている以上に職場ごとに「全然違う」ものです。
気温が温かい場所では芽を出せる植物もあれば、逆に気温が一定以下でないと芽を出さない植物もあるように、それが「悪い悪くない」ではなく、僕らに適した生存環境は全然違うのです。
だからと言って、温暖型の植物と寒冷型の植物に「優劣」があるわけではありません。そんな優生理論を主張をしている植物学者がいたら嫌ですよねw
同様に、ある職場ではだめでも、職場を変えると、最悪だった環境がガラッと変わるケースは多いですし、会社勤め自体が向いてない人だって当然います。
自分の生存に適した環境を探し、転職をする、個人起業をしてみる・・・
環境を変えるために、今の職場を離れるというのは十分賢い選択です。
特に、若いうちは何が転職とか、骨を埋める職場とか、分かるわけないですからね。
むしろ、若いうちだからこそ場所を変えて経験値をいろんな場所で稼ぐほうがいいです。
また、労働自体が向いてない、生理的に嫌なら、いっそネットなどで個人起業してしまうのも手です。
⇒ネットビジネスが「最強のコスパと低リスクを誇る個人起業」である理由
もちろん、一般論として、「転職」に対して不寛容というか、偏見があるというのはありますから、難しいところではあります。
4、家族や友人などにどう見られるかが気になって踏み切れない
上に関連して、「他人の目」が気になる場合というのは多いと思います。
特に、親や、扶養家族がいる場合。
こういう場合だと、「辛いから仕事を辞める」という選択肢は格段に取りづらくなってしまうでしょう。
逆に、そういう「しがらみ」がなければ話はだいぶ楽になるんですけどね^^;
前者は、親から怒られたり、心配されたりするだけで済みますが、後者は、家族の生活そのものがかかっていますので・・・。
⇒今の仕事を辞めずに収入を増やす方法(準備中)
5、人間関係を理由に辞めたら、転職時に不利になるという不安
人間関係で辞めたい・・・ということで迷っている場合、
「人間関係で辞めたとなると、採用側の心象も悪いのでは・・・」
と悩むことがあるかもしれません。
確かに、転職活動をするときに、採用側は当然「前職を退職した理由」を気にしますから、そのことを直接的・間接的に聞いてくることはあるでしょう。
その時に、ストレートに「人間関係が理由で辞めた」と言ってしまうと、もちろん印象は良いとは言えないでしょう。
・・・しかし、退職の理由を「ポジティブな理由」に言い換えてみればどうでしょうか。
僕はブログをやっているのでよくわかりますが、自分のダメさや失敗経験をただ語るのではなく、
「ポジティブなことと結び付けて見せる」
というのがプロフィールのコツです。
それと同様の技術で、退職という一見ネガティブな行動も、ポジティブなものとして面接官に伝えられるでしょう。
- 他の仕事も経験してみたかったため
- 自分の●●が評価されやすい職場で働きたかったため
などです。
ただ、注意点は、面接時に「嘘をつく」のはいけません。
要は、1を10と言ったり、10を1と言うのはOKだけど、
0を1と言ったり(事実無根のことを嘘つく)するのはダメ。
「言い方を変える」「良く見せる」ということですね。
6、面接などが苦手で、転職活動そのものが苦痛(ニートに陥ってしまう不安)
もっと言えば・・・
「就職活動」そのものが苦痛だったのに、さらに転職活動なんてしたくない!
というあなたもいらっしゃるでしょう。
特に、面接や自己PRが苦手な人にとって、
「話を盛る」
「そもそも面接という場に出る」
ということそのものが抵抗の場合も多いです。
まあ、僕もそうだったのでw
でも「それができなきゃ会社に評価されにくい」時代に生まれちまったんだから仕方がない。
それはともかく、就活中悩んでいても、みんな「面接をする」前提で話してきたのに対し、僕はそもそもどこの会社とか以前に、就職活動という文化や、面接そのものが嫌だったわけです。
確かに就職・転職をする前提であれば、面接は「前提条件」なので仕方ないですが・・・
とはいえ、転職活動でこの「転職活動自体が苦しい」という悩みを書いてないサイトばかりなのが不思議です。
分からない人には理解できない話かもわかりませんが、本当に「面接」そのものが苦手な人もいますからね。
今回は、その視点からも対処法を話したいところ。
人間関係で仕事を辞めたいのは「甘え」ではない!
さて、上の主な理由を見ても、
「人間関係等で仕事が辛くて辞めたい、でも辞められない」
ということの理由には、多くの場合、「他人の目」というのが関わっています。
この視点は、「辞めたくても辞められない」という悩みを考えるうえで、重要なポイントになるはず。
そこで、この「他人の目」がまず、「どういう目」なのかを考えます。
「甘えかどうか?」なんて、そもそも主観でしかない
よくあるのが、
「辛いからと言って、すぐ仕事を辞めるのは悪!」
「辛いことを理由に、仕事を辞めるのは甘えだ!」
ということを言う人がいることです。
また、「今辞めたら後悔するぞ!」的なことを言ってくる人もいます。
うーん、
もちろん、一般論としては
「すぐ仕事を辞めるのは仕事をなめていたり、甘える気持ちがある」
「だから、どこへ行っても同じ結果になる」
というのは、普通にあり得る話ではあります。
ただ、人間関係を理由で仕事を辞めたい=甘えと一概に決めつけるのも大いに問題があるわけですよ。
そもそも、僕らには「職業選択」の自由があるし、仕事を自由に辞める権利も、法的に保障されています。
そこに、甘えとかやる気とかを持ち出しても、それは「主観」になってしまうんですね^^;
だから、他人があなたが「甘えてるか、甘えていないか」をとやかく決めつける筋合いは「ないはず」なわけです。
さっきも言ったように、「ポジティブな理由に繋げられるか」次第で「退職が甘えかどうか」なんて簡単に解釈が変わりますからね。
⇒妊娠や新卒が仕事を辞めたいのは「甘え」なのか?(準備中)
僕はそもそも「労働」自体に向いていないな、と感じてネットビジネスに転向したわけなのですが、
はっきり言ってそれが「甘え」なのか「甘えじゃない」のかどうかは、誰がジャッジするでもありません。
結果論でいえば、僕は会社を辞めてよかったと思っていますし、社会的にも、個人的にもよほど成長できたと思います。
お金も時間もはるかに昔よりありますからね。
・・・とまあそんな話はどうでもよくて。
あくまで僕が会社を辞めた理由なんて、人間関係はもちろんありましたが、
「労働自体が向いていない、いやだ」
という実に「甘ったれた」理由なわけです。
結局大事なのは、周りの「甘えてるだの云々」という評価ではなく、あなた自身が「退職」という行動をどう活かすか、どう持っていくかではないでしょうか。
仕事を続けて後悔する人もいれば、辞めてよかったと思える人もいる。それは結局「僕ら」次第なのです。
それを忘れないでいてくれる限り、僕はあなたを応援するし、誰かがあなたを「甘え」などと決めつける権利はないと思います。
また、世間には
「どうしようもない職場」
「どうしようもない人間関係」
なんていくらでもありますよ。
そんな根拠になる、僕の知人や読者さんの例を挙げていきます。
「お局」「パワハラ上司」が放置されるような組織に未来はない
いくら真面目に仕事に取り組んでいても、特に若手や部下をいじめるような「パワハラ上司」や「お局様」的な高圧的な人はどこかにいるもの。
僕の読者さんで、介護のお仕事をやっていた20代の女性がいらっしゃるのですが、彼女もまた「お局様」に潰された人でした。
その人は心優しい性格で、ちょっとミスはするものの、それは若くて不慣れなだけだったし、利用者のお年寄りからも自然に好かれていたため、仕事自体は嫌ではなかったといいます。
普通に考えて、仕事はちゃんとしているし、しかも性格上・人格上も「その仕事で十分にやれる」はずの人でした。
が、その職場の「お局様」に目をつけられたのが彼女の不運でした。理由は謎ですが、そのお局様からやたら嫌われてしまったのです。
そして、日々陰湿な嫌がらせやいじめを受け、とうとう退職する羽目になったのです。
そういう真面目な人でも、いや、真面目だからこそ
「気に食わないから潰そう」「うっぷん晴らしに使おう」
という変な人はいるのでしょうか・・・。
これは果たして甘えなのか。
僕はむしろ、いい歳こいたBBAがこともあろうに管理職という立場でありながら「職場いじめ」なんぞやっている方が、よっぽど「精神的にガキ」だと思うのですがね。
若者が仕事をすぐ辞めるのは叩かれても、上の世代の精神年齢も明らかに下がってきていることは、あまり注目されません。
むろん、世代問わず良い人はいっぱいいます。
僕の知り合いや読者さんでも、50~60代になっても「まだまだ人生変えてやるぜ!」と頑張っている人がいるとすごく応援したくなるし、逆に僕より若くても、すごく優秀な人はいる。
が、一方で悪い意味で精神年齢が若い(?)困った人もやっぱり増えてるな、とは思います。
まあ~それはともかくとして。
そういう「どうしようもない人」がいて、しかもそれを告発することすらできない職場なら、さっさと離れてしまった方がよほどマシです。
歴史上、仕える主君や環境選びを誤り、能力がありながら身を滅ぼした人物なんて大勢います。
能力がある人ですら、ダメな君主を必死にサポートしても限界があります。
ましてや、僕ら一般人は一度最悪な職場にあたってしまえば、ダメなトップや上司を制御することもできません。
ひたすら巻き込まれるだけになって身を滅ぼすくらいなら、さっさとそういう場所からは離れていいのではないでしょうか。
一度決まった人間関係・立場は、そうそう変わらない
でも、中には
「ちゃんと歩み寄れば、関係が改善することもある!」
という人もいるかもしれません。
確かに、そういうことも可能性としては「ゼロ」とまでは言いません。
が、僕が見てきた限り、
「一度できた力関係や人間関係は、果たしてそう簡単に変わるものなのか?」
というのが正直な感想です。
なぜなら、人というのは内心で「マウントの取り合い」をしている場合が多く、しかも一度出来上がった上下関係をそう簡単に「ひっくり返った」と認めるのは難しいと、経験上思うからです。
そういえば先日、僕の知り合いが、学校の同窓会に参加したそうなのですが、その時の話が興味深かったです。
昔、彼は同級生の中でも割と「舐められて」いました。
が、彼は現在ネットビジネスで年収1千万規模のお金を稼いでいます。
普通に働いている昔の同級生たちで、同様の収入のあった人なんてまずいないし、また、人格的にも知識的にも明らかに「一番」になっていたのです。
が、、、
昔パッとしなかった同級生が、すごい成功者になっててビビる、みたいなスカッと話がTVではありますが、その人によればあれはリアルでは期待しない方が良いとのこと。
・・・なぜなら、そこで彼が会った昔の同級生達は、「現在」ではなく、「過去」の力関係をもとに、マウントを取ろうとする人がほとんどだったそうです。
今、いくらいろんな面でその人がほかの同級生たちを上回っていても、
「いや、でもお前昔はいじめられてたよなぁ?」
という態度で、「過去」「初期」の力関係がどれほど後まで引きずられてしまうか、痛感したそうです。
「性格とは、大人になるまでに身に着けた偏見の塊」
と言われるように、一度相手に対して抱いた「偏見」「印象」というのはなかなか外せるものではないようです。
しっかりお互いの関係を「見直して」くれる、器の大きい人ばかり周囲にいるのならいいですが、現実はどうやらそうもいかない場合が多いようですね・・・
一度つけられたレッテルや失敗をバカにしてくる人は、いつまでもネチネチとそれを蒸し返してマウントを取ろうとしてきませんか?
それにもっと言えば、いじめられていた人だって、昔自分にひどいことをしてきた奴に、いきなり「昔のことは水に流して和解しよう!」と言われて、応じるかと言ったら・・・ですからね。
まあ、そんなもんです。
よって、一度出来上がった関係や力の関係はそうそう崩せるものではない、と思った方が良いです。
無理に嫌いな人と一緒にいると、人生修行どころかどんどん職場環境が悪化する
また、中には
「嫌いな人といることも、人生の修行の一つだ」
「だから、人の好き嫌いですぐ仕事を辞めるような奴はダメだ」
というような人もいます。
・・・が、これは実は大間違いではないか。
⇒ほんまでっかTVの「嫌な人」の対処法が面白い
お互い嫌っている人同士が無理に絡んでいると、そのオーラやピリピリした空気は周囲にも伝わります。
挙句、お互いの連携不足やコミュニケーション欠如で仕事で重大な失敗やミスが起こってはどうしようもありません。
僕は歴史好きなのですが、どこかの国が亡んだり、戦争に負けたりする理由はだいたい9割くらいの確率で内ゲバ&内部抗争が入ってます。
歴史からも、仲間同士で足を引っ張りあったり、嫌いあっているような組織がいずれ瓦解することは一目瞭然。
スポーツ系漫画のようにお互いにライバル同士切磋琢磨して高めあうなんて都合のいい職場はそうそう存在しません。
あと、ついでに言っておくと、内部のギスギスしている職場というのは、保守的で組織が腐敗した会社に限りません。
むしろ、実力主義でベンチャーな職場ほど、お互い出世のために足を引っ張りあう傾向は強いと考えた方が良いです。
「仲良し組織」というと馬鹿にする人がいますが、社員同士の中が悪くて、足を引っ張りあうような職場はそれよりもなお最悪ではないでしょうか?
それを、会社が統制しきれていならなおさら・・・
仕事を人間関係のストレスで辞めたい時は、まず身近な人に相談してみるべき?
人間関係で仕事を辞めるかどうかを判断する前に「信頼できる人に、相談してみる」という手があります。
というか、「社内の人間関係が悪い」という捉え方は広すぎで、その「ふんわり」した認識で会社を辞めるかどうかを決めてしまうのは少々危ないと思います。
そこで僕は、人間関係といっても、
「社内の誰と、またはどの顧客との仲が悪いのか」
「社内で全体的に孤立しているのか、一部の人間からいびられてるだけなのか」
「ガチで馬が合わないのか、お互いを知らなさ過ぎて疎遠なだけなのか」
「異動や転属などの方法でその人間関係のストレスは改善されるのか、否か」
まずは、こういったことを考えて、「問題点の絞り込み」を行ってみることをお勧めしています。
その一環として、「誰かに相談してみる」というのは、案外有効な手です。
同僚や先輩に相談する
もし、社内に多少なりともあなたの内心を打ち明けられる相手がいるのであれば、まずはその人に悩みを聞いてもらうといいでしょう。
「あいつは僕を嫌っているからつらく当たるのでは・・・」
と思っていても、第三者に相談すると、
「いや、あの上司、誰に対してもあんな感じだし、あなただけが嫌われてるわけじゃないよ。というか、俺もその上司嫌いだったな~」
「あの人、あなたともっと仲良くしたいと考えているのに、うまくいかないって悩んでたよ」
というように、思わぬ事実が判明することもあります。
「思ったより、自分の味方は多かった」
というのが分かれば、多少なりとも人間関係の悩みも改善されるかもしれません。
上司に異動できないか相談する
また、顧客や同僚、関わりのある部署との関係が悪い場合・・・
先ほどとは逆に上司が「相談して問題ない相手」なら、彼らに相談してみるのも一つの選択肢です。
うまくいけば、次の人事であなたのことを考慮し、今の部署から異動させてくれるように取り計らってくれる・・・かも。
しかし、
- そもそも、上司との関係も悪いから相談できない
- 異動できるような立場や仕事ではないケース
- すでに相談したが無理だった
- 部署移動しても解決されない人間関係
などの場合も多いと思います。
そういう場合、無理に強行突破などは考えず、別の選択肢を考えた方がいいですね。
人事部や社内カウンセラーに事実を伝える
上司や同僚に相談できない場合は、人事や社内カウンセラーに相談することも一つの選択肢です。
特に、
- パワハラ
- マタハラ
- アルハラ
- セクハラ
- いじめ
などの場合は、相談することで会社が何らかの対応策を取る可能性もあります。
一応、会社には従業員が安心して働くことができるように、「職場環境にも配慮しなさい」という「職場環境配慮義務」がありますし、ハラスメント問題は昨今のニュースで散々話題になってます。
これに違反している場合、会社は何らかの罰則を受けるし、会社もわざわざマスコミにネタを提供するような真似はしたくないでしょうからね。
しかし、そんな常識が通る会社ならあなたもそこまで苦労していないかもしれません。
- 人事部に相談したことがバレたら、もっと周囲の人間関係が悪くなる
- 社内カウンセラーなんてものは存在しないorただのお飾り部署
という場合も多いと思います。
その場合は、別の選択肢を検討しましょう。
社外の友人や家族に相談する
また、時には「会社のしがらみ」のない人に、自分の状況を客観的に見てもらうことも重要です。
なぜなら、社内の人間は「しがらみ」があるゆえに、あなたがある人との人間関係でストレスを感じて会社を辞めたいと思っていても、あなたに「本音」のアドバイスをしてくれない可能性があるからです。
「こいつが今辞めたら俺(私)の業務が増えるじゃないか」
「不満を持っていることがばれたら、俺の立場も悪くなる」
「今辞められたら、自分たちの責任が問われるかも知れない」
・・・とまあ、こういうしがらみがあれば、なかなか本音では言えないわけでして。
特に、閉鎖的なブラック企業というのは、一般常識が通る職場から見て「それ、相当やばくね?」というような職場でも、内部にいる人ほどそのヤバさを「自覚していない」という傾向が強いです。
かくいう僕も、前いた職場で、
「タイムカードがない会社は相当やばい」
「上司が残業時間を改ざんするのが違法行為」
だということを、深刻に認識していませんでした。
なにせ、自分の職場内部では「当たり前」になりすぎていて、いまいちそのヤバさがわからなかったのです。
で、上記の話を「普通だ」と思って家族や友人にしてみたら素でドン引きされましたからね 笑
だから、客観的に自分や自分の職場の状態、いじめられていたりクソな上司にこき使われていないかなど、第三者から見てもらうことは大事な気づきになります。
ただ、逆に考えれば会社外部の人は、「自分の状況を詳しく分かっていない」ゆえに、ズレた認識をもとにアドバイスをしてしまうこともありえます。
自分が本当に辛いのに、「よくあることだ」と軽く聞き流されてしまったり、心臓に毛の生えた人種目線で「そのくらい我慢できないなんてお前はダメだ!」と言われたり・・・。
そこは、相手を選んで気を付けたいところですね。
周囲に仕事を辞めたい旨を相談するデメリット
確かに、人間関係のストレスで「仕事を辞めたい」という場合、人に相談するのは大事な気づきのきっかけにもなりえます。
結果として、ストレスが軽減したり、場合によっては「辞める」という気持ちも、いくぶんか和らぐこともあり得ると思います。
しかし、もしあなたが本気で「辞めたい」と思っている場合のアドバイスをしますと、
誰かに「辞めたい」ということを打ち明ければ、大体の場合は多かれ少なかれ
「引き止められる」
「再考を促される」
ことは間違いありません。
というか、家族の場合はまず100%引き止められると思っていいですね。
だから、あなたが
「総合的に考えて辞めたくないけど、辞めたい気持ちを晴らしたい」
というのではなく、
「本当は、辞めて人生を変えたいのだけれど、その後押しをしてほしい」
場合、周りに相談するのは必ずしもおすすめできません。
だって、相談しても止められるとわかっていますし、止めずに逆に後押ししてくれる可能性は相当低いわけですからね・・・
むろん、これもケースバイケースではありますが、
「本気で辞めたい、でも決心がつかない」
という場合、周りに相談することがかえって足かせになる場合もありますので気を付けましょう。
仕事の人間関係がストレスで辞めたい時、辞めていいケースと思いとどまったほうがいいケース
さて、ここまでの話をしていてお分かりだと思いますが、
「人間関係のストレスが原因で仕事を辞めたい」
という場合でも、条件によっては
「仕事を辞めていいケース」
「ちょっと思いとどまった方が良いかもしれないケース」
が分かれていると思います。
おさらいの意味も含めて、ちょっとそれをまとめてみましょうか。
仕事を辞めてもいいケース
- 上司からの暴言、暴力等パワハラがひどい
- 上司や同僚からセクハラを受けている
- 無視、陰口、いじめが横行している
- 職場の雰囲気がとても悪くピリピリしている
- 仕事の無理な押しつけ、ミスのなすりつけなど仕事に影響が出ている
こういう場合、会社にとどまるメリットはゼロなので、さっさと辞めてしまってOKです。
ハラスメント系の場合
●●ハラスメントと言えば、パワハラ、セクハラなどいろいろありますが、以下に該当する場合、職場内の問題どころか「れっきとした犯罪」になります。
- バカ、死ね、クズなどの人格を否定するような暴言
- 殴る、叩く、蹴るなどの暴力
など、これらは「暴行罪」「名誉棄損」「侮辱罪」に該当し、完全に刑法的にアウトな「犯罪」となります。
また、最近多いのが「マタハラ」「セクハラ」など。
- 自分の身体的な特徴のことを聞かれた
- 職場や飲み会の場、メールなどで性的なこと、性的な冗談を言われた
- 身体を触られたり、じっと見られた
- 食事やデートにしつこく誘われた
- 関係を拒否したら、仕事上の不利益を被った
- 私生活上の秘密を暴露されたり、話題にされた
- 職場で性的な画像(ポスターなど)や動画が、見えるようにされている
- 妊娠や出産を理由に、いじめや不利な扱いをされた
こういう場合、会社に処罰を求めるか、訴訟を起こして損害賠償を請求することも可能です。
また、マタハラの場合も「男女雇用機会均等法」に触れるなど、完全な「違法」です。
公式↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000088308.html
むろん、そういう騒ぎになった場合、いずれにせよ被害者側であるあなたは会社に残り続けることは難しいでしょうから、退職は免れないことが多いでしょう。
しかしそういう場合も、セクハラによる多額の損害賠償を得ておけば、多少なりとも今後の進路選択に余裕が生まれると思います。
いじめなどが横行し、足を引っ張りあう組織になっている場合
もし、あなたの職場で、あなたやほかの部署・社員に対する「無視」「陰口」「いじめ」などが日常で行われているようなら、その会社は「はっきり言ってやばい」です。
ただの愚痴や、軽い陰口程度なら、多少はある会社も多いでしょう。
が、会社で聞く会話の50%以上が、建設的な話題ではなく、何かへの不満や批判で覆いつくされている会社というのであれば、さすがに度が過ぎていますよね^^;
そういうことを許容しちゃっている・もしくは制御しきれない上層部なら、それもそれで「統率力がないトップ」ということを意味しますから、大問題です。
そんなことをしていたら、先にも述べたようにどんどん悪いオーラや不機嫌は伝染していき、職場全体の雰囲気が険悪になってしまっていることが多いです。
そういう組織の中で働くのは、言うまでもなくストレスも多く、組織としてもよろしくありません。
ストレスにより精神的にきつい職場は、危険
当然、そんなフルタイム修羅場罰ゲームみたいなことをやっていたら、精神に異常をきたして当たり前です。
うつ、統合失調症、適応障害などの健康問題に発展する前に、そういう環境からは離れてしまいましょう、
特に、すでに「うつ」にかかってしまった場合、すぐにその環境を離れなければなりません。
これは、憶測ではなく医者が絶対に「対処」「治療」としてうつ患者に「指示」することです。
うつなどの精神疾患は、「気の持ちよう」などという精神論で何とかなるものでは絶対ありません。
僕の親戚でうつにかかった人が実際いるのですが、重度のうつというのは放置していると重篤化し、10年経っても完治しないほど悪化する可能性もあるのです。
だから、今でもその親戚は、定期的にカウンセラーのもとで薬をもらったり、診察を受け続ける生活をしています。
今は大丈夫だと思っていても、気が付いた時にはその後の生活に支障が出るほど重症化する場合もあるので、「気持ちの持ちよう」などと安易な考えは絶対にしないでください。
うつになって失うお金や時間は、「取り返しがつかないほど」大きなものになる可能性もあるので。
あなた自身が仕事の擦り付け合い、足の引っ張り合いに巻き込まれているケース
あなたの職場での人間関係の悪さでも、仕事に支障が出ないならまだましです。
が、人間関係の悪さが原因であなた自身が、
- 理不尽な無理難題や、明らかに狂った量の仕事を押しつけられる
- 他人のミスを理不尽になすりつけられる
など、仕事をまともにできないほどの悪影響が出ている場合、あなたはその仕事を辞めたほうがいいです。
なぜなら、人間関係の悪さであなたが不利な扱いを受けたり、正当な評価をしてもらえないのなら、あなたがいくら頑張ってもそれが報われることは「ほぼなくなる」からです。
それはあなたの貴重な時間と人生を浪費するだけの結果になりえます。
覚えておいてください。
努力や我慢が報われるのは、それを正当に評価し、報いてくれる人がいる環境だということが大前提です。
努力や我慢をすればするほど報いるどころか、むしろこき使われたり、妬まれて足を引っ張られるような職場であれば、あなたは頑張る場所を間違えていると言わざるを得ません。
そのような仕事は辞めて、もっとあなたが働きやすい仕事に移った方が良いでしょう。
仕事を辞めることを思いとどまった方が良いケース
逆に、いきなり辞めず再考した方が良いケースというのは
- 人間関係悪化の原因が自分にある
- 入社して日が浅い
- 愚痴を聞いてくれる友人がいる
- 仕事自体は好き・仕事として割り切れる
- 会社の待遇が良い
- 家族に影響が出てしまう
といった場合です。
自分の態度に明らかに問題があるケース
まずは、
- 人間関係悪化の原因が自分にある
という場合について・・・
そもそも、もしもあなたに
- あいさつや受け答え、言葉遣いが悪い
- 遅刻、欠席が多い
- 反抗的な態度を取る
などの言動があるのであれば、当然ながら人間関係が悪い原因をあなた自身が作っていることになります。
その場合、あなたの態度次第で状況が改善する可能性はあるし、あなたが態度を改めないまま仕事を辞めても、おそらく次の職場でまた同じトラブルを起こすでしょう。
が、何らかの原因や理由があってそれらの改善が自力では難しいといった場合、ひょっとしたらあなたは「会社勤めが向いていない」可能性があるかもしれません。
あ、だからと言って決してあなたを非難するわけではありません。
僕が言いたいのは、そういう場合は組織で働く以外の道を探した方が良いかもしれないということ。そう、僕のように・・・。
とりあえず、以下の記事も読んでみてください。
仕事を始めて日が浅い、馴染めていないだけというケース
これは正直、人によって違うので一概には言えませんが、人間関係で悩んでいて仕事を辞めたいと思っていても、
「新人ゆえに、周囲の指導も厳しくなりがち」だとか、「あなたが職場に馴染めていないことで、過度に周囲の厳しい態度を悪くとらえてしまっている」という場合があるんですね。
そういう場合、よっぽど先ほど述べたような「早く辞めた方が良い」条件に当てはまっているのでもないなら、慎重に様子を見た方が良いかもしれません。
ただ、ぶっちゃけ僕は世間で言われるように「3年」も職場にとどまる必要性は感じません。
だいたいその職場の雰囲気は「半年」もあれば見切りは付けられるのではないでしょうか。
まあ、雇用側からしたら「一人100万円以上もかかる」と言われる新卒が、みんな半年でホイホイ辞めるのは嫌に決まってます。
穿った見方かも知れませんが、ぶっちゃけ僕は「3か月」くらいで「ああ、この職場無理かも分からん・・・」と思っていたし、半年でほぼノックダウン状態でした。
まあ、後で述べる失業保険のことも考えて、「1年」くらいは頑張ってもいいと思いますが、ぶっちゃけ3年も頑張る必要あるかな?というのが正直な感想ですね。
愚痴を聞いてくれる友人や家族がいる場合
先ほどの「周囲に相談してみる」でも語ったように、あなたにもし仕事での人間関係で悩んでいても相談できる相手がいるのであれば、辞めることをいったん思いとどまった方が良いかもしれません。
ただし、あなたの仕事での人間関係の悩みを「受け止めきれる人」がいない場合、いずれストレスがたまってくることもあるでしょう。
また、愚痴やぼやきばかり聞かされていると、多くの人はだんだんウンザリしてくる場合もありますから注意です。
定期的なガス抜きくらいは、どの職場にいてもしたくなるものでしょう。
が、ガス抜きしてもしても止まらない、溜まり溜まったストレスが大爆発する危険があるような職場というのは考え物かもしれません・・・。
仕事自体は好き・仕事として割り切れる場合
また、仕事自体に不満はないとか、人間関係のストレスも「仕事だから仕方ない」と割り切れるメンタルがあなたにあるのであれば、まだ辞めることを決断しなくてもいいと思います。
また、今の職場で仕事がある程度楽しめているのであれば、その場合も辞める前に慎重になった方が良いです。
なぜなら、今の職場を辞めても人間関係が改善するとは限らないし、そもそも今のように仕事自体を楽しむことすらできなくなり、かえって状況が悪化しては本末転倒ですからねw
・・・ただし、逆に言えば
- 仕事の人間関係も悪い
- 仕事自体やっていく動機も熱意もない(というか嫌い)
という僕のような場合は、早いうちに辞めることを考えてもいいと思います。
会社の待遇が良い場合
これは、「仕事自体は好き」という場合と似ているケースですが・・・
人間関係はクソでも、今の会社の福利厚生や給与は魅力的という場合、迂闊に辞めても次の職場でも人間関係は変わらず⇒むしろ待遇がしょぼくなってトータルの状況は悪化した・・・となりかねません。
少なくとも、今より待遇のいい会社に移れるという見込みが出るまでは、慎重になった方が良いでしょう。
家族に影響が出てしまう場合
当然ですが、あなたが急に仕事を辞めることで、旦那さん・奥さんまたはお子さん など、ダイレクトに家族に悪影響が出てしまうなら、急に仕事を辞めるのは思いとどまった方が良いでしょう。
なぜなら、あなたがいくら良くても、家族が不安を感じてしまうからです。
むろん、あなたの人生ですから、家族の言うことばかり聞いていればいいとは言いません。が、最低限けじめはつけるべきです。
この場合、後で述べるように
- 「こっそり辞める」
- 「こっそり転職活動して、次の職場を見つける」
- 「副業等で十分な収入や貯金を確保してから辞める」
という手を使うか、おすすめはしませんが、家族を捨てる決断も時には必要でしょう。
たとえばあなたが独身で、親と同居している場合などは、思い切って一人暮らししてしまうと案外気が楽になったりもしますよ。
仕事を辞めたいけど、親や上司に言えない時の対処法
先ほど、人間関係が悪くて仕事を辞めたい場合、足かせになりやすいのは「周囲へ言い出しづらい」ことだという話をしました。
じゃあ、そういう場合はどうすればいいのか・・・考えうる選択肢を見ていきましょう。
諦める
身も蓋もないですが、辞めても状況が悪化するだけ・もしくは周囲を押し切ってでも辞めたい理由が弱いなら、いっそ諦めてしまう方が良いかもしれません。
バックレる
会社を辞めるにしても、
問題は会社を辞める旨を自分から
会社の上司に言い出さないといけないことです。
しかし、会社の人間関係が悪いから
辞めたいというくらいだったら、
それをそもそも言い出しにくいことは当然です。
そういう場合の対処として、
いっそ首にしてもらえるまでバックレてしまう
という人も時折今の社会にはいるのだそうな・・・
ただし、これをやった後の反動は当然大きいです。
前述のように、
会社から損害賠償を請求される可能性もあります。
(対会社限定)退職代行サービスを利用する
そこで、
会社の人と直接関わらずに会社を辞める
穏当な方法として近年流行っているのが
「退職代行サービス」を使うというもの。
特に、最近は行政書士さんなどが
「退職代行」を正式なサービスとして
行っている例がありますので、
合法的にバックレたいなら選択肢になりえます。
ただ、お金はかかるので注意しましょう。
また、当然ですが、
退職代行サービスが有効なのは、
あくまでも「対会社」限定なので、
家族とは自分で話し合いましょう。
(対家族限定)隠す
これは、家族に対する対処法ですが僕が割とお勧めするのは、「言い出しても理解が得られないなら、いっそ辞めることを隠してしまう」ということです。
ぶっちゃけ、あなたに近い家族であればあるほど、あなたが仕事を辞める事に反発される可能性は高くなります。
それでもあなたが仕事を辞めたい場合、いっそ、次の職場が決まったり、副業収入が十分になるまでは「隠しておく」というのも選択肢として十分アリだと思っています。
ただし、仕事を辞めたいことを家族や周囲に隠すことで生じるトラブルやリスクの責任は、あくまであなた自身が負うべきでしょう。
堂々辞められるだけの副業収入や既成事実を作ってしまう
「隠す」ともかかわりますが、仕事を辞める場合、なんの当てもなく仕事を辞めるというと99%反対されると思っていいです。
少なくとも、会社の上司には「辞める」という意向を伝えなければなりませんから、そこで引き止められても強い意志で「辞めます」とあなたが言いきれない場合、仕事を辞めるのは難しいです。
まさか、バックレや失踪という最終手段を使うわけにはいきませんからねw(当たり前ですが、これもまず就業規約違反ですから、会社から訴えられる可能性があります。)
逆に、
- 既に次の仕事を見つけてから打ち明ける
- ネットビジネス等で新たな収入を作ってしまい、脱サラしてOKなだけの収入があるという状態になってから打ち明ける
こうすれば、反発されようにも、既成事実があるから家族も納得しやすいでしょうし、会社に対してもある程度強気で出られるでしょう。
なので、次の項では「転職」「起業」についてちょっと触れてみましょう。
人間関係の悩みが解決しない場合、転職・起業するのも一つの手
人間関係が辛くて会社を辞めたいなら、当然ながら「辞めた後」のことを先に考えた方が良いに決まっています。
で、今の会社を辞めるのであればまず、
- 新しい職場を見つけて転職する
- 会社勤め自体をやめ、独立してしまう
という選択肢があります。
よもや「そのままニートになる」というわけにはいかないでしょうから、↑の二つの選択肢を前提に話していきますね。
まあ、個人的にはある理由から、僕は割とニート肯定派なのですが・・・。
⇒ネット起業において、ある理由からニートが最強説(準備中)
転職は、思う以上に環境がガラッと変わりますが、リスクもあります
僕としては、今の職場が合わないなら「転職」というのは気軽にやっていいと思います。
今の日本では「転職」についてあまりいい印象を抱かない人もいますし、「どこへ行っても同じだ!」という脅しをかけてくる人もいます。
が、僕が「自分の職場のことを当たり前だと思って友人に喋ってみたらドン引きされた」という経験があるように、僕らが思う以上に会社ごとのカラーや環境は違うものです。
だから、人間関係が悪くて仕事を辞めたいという場合、転職することで大幅に環境が改善する可能性は十分あるんですね。
ただし、これは絶対とは言えません。
転職しても大して状況が変わらないという場合もありますし、むしろ先ほど言ったように、福利厚生や給料・仕事内容の面で「状況が悪化した」というケースもありえます。
また、転職活動自体、多少好景気になっていても厳しいものになるのでそこは覚悟した方が良いです。
特に、転職しようにも
- 年齢が高い
- 面接や自己PRが苦手
- 資格やスキルが全くない
というのにどれか一つでも当てはまる場合、転職の難易度は跳ね上がると思った方が良いでしょう。
起業は、個人で安価に始められるものもある
そこで、僕が実はおすすめするのが、
- 独立起業してしまう
という選択肢です。
独立企業と言っても、あなたが人やお金を集めて会社を立ち上げるとかそういうことではありません。
今ではネットビジネス(ネット転売ビジネスやアフィリエイト)など、むしろ一般のサラリーマンより稼げて、時間的にもある程度自由が利く起業方法もあるんですね。
特に、組織で働くのが向いてない、仕事外でやりたいことが大いにあるけど諦めきれないという場合、低コストでリスクも低い状態から始められるネットビジネスは大いにおすすめです。
転売でもなければ家族にも隠しやすいし、本業を続けながらこっそり実践してもOKというのも転職よりおすすめできる要因です。
そういうネット起業に興味があるなら、ぜひ以下の記事も読んでみてください。
あと、ネットビジネスで脱サラや人生を変えたいと思う人向けに無料メルマガもやってるので、よかったら読んでみてください。
実際やるかはともかく、別の選択肢があると知っておくだけでも100倍くらい気が楽になりますよ。
仕事を辞める際、やるべきこと
もし仕事を辞める決意がついた場合、あなたがやらなければならないことはいくつかあります。
- 会社を辞める際の手続き
- 仕事を辞めた後受け取れるお金
- 次の職場が決まっていない場合にやっておくべき手続き
まず気を付けてほしいのが、
・辞めたいと思っても即日辞められるわけではない
・業務引継ぎなどで円満退職までに1~2か月はかかる
・退職金や失業保険などが適用されるなら、極力取っておくべき
・転職先が先んじて決まっているかいないかで、いくつかの手順は省略できる
ということです。
会社を辞める際の手続き
まず、結構多くの人が戸惑うことなのですが・・・
仕事というのは、1~2週間くらいで急に辞められるものではないということ。
一応、労働基準法上では、
- 「退職の意志を2週間前に伝えれば辞めてOK(超意訳)」
- 「会社が勝手に決めた就業規則は無効」
ということにはなっているのですが、中には民事訴訟で「辞めた人から、会社への研修費の返還要請が認められた」というケースもあるので要注意です。
また、現実問題として、周囲の目やその後のいさかいも考えると、無難に円満退職できるように最低限の義理は果たすに越したことはありません。(よっぽどブラックな会社なら、バックレてもいいと思いますが、やるかどうかは個々の判断にお任せします)
実際僕も、最悪でも2週間~1か月で辞められるかと思ったのですが、結局引継ぎ業務やら手続きやらで、退職申告から実際退職するまでに2か月ほどかかってしまっています。
そういうわけで、実際問題退職する際、やるべきことというのをまとめてみました。
退職を伝えてから辞めるまでの流れ図(クリックで拡大)
詳しくはまた別の機会に解説しますが、労働基準法や各会社の就業規則等を確認してもらうことをお勧めします、
会社を辞める&辞めた際、受け取れるかもしれないお金を把握しよう!
「人間関係のストレスが原因で仕事を辞めた!」
という場合、既に仕事が決まっているとか、貯金が十分にあるという場合を除いて、
「その後の無収入状態が気になる」
という人は当然多いでしょう。
ですが、実は退職後・または退職時に受け取れるお金、節約できるお金があります。
それが、
- 未払いの残業代の請求
- 退職金(ただし、そもそも退職金制度がない会社や就業規則などに注意)
- 失業手当
この3つです。
未払いの残業代の請求
あなたが、
- サービス残業・ストレス残業をさせられていた
- みなし残業代制を理由に、働いても残業代が一律だった
- 管理職だから、等を理由に残業代がゼロとされていた
などの場合、退職をきっかけに残業代を請求することで、かなりのお金を回収できる場合があります。
「残業代」をもらうことは、法的に定められた労働者の権利であり、残業の事実があるのに、適正な金額の残業代をもらえていなければ完全に違法だからです。
ただし、何らかのデータでいいので「残業の証拠」はメモでもいいので取っておくことをおすすめします。
証拠集めは、極力僕ら労働者の側が行わないと、労基が面倒くさがって動いてくれないケースもあります。
たとえば、僕の職場のように「残業時間を改ざんさせられた証拠」なんかがある場合は、こっそり保存しておくと切り札として利用できるでしょう。(そんな職場はまれでしょうが・・・)
また、そもそも「タイムカード等がない」というような場合、その事実だけでも「適切な業務管理を怠っている=会社が違法行労働為を行っている」ことの動かぬ証拠になるので、確保できるならしておきましょう。
未払い残業代の請求は、割と今は多くの労働者が手軽に行っており、手間や時間、お金をほとんどかけることなく請求することが可能です。
請求できる金額は、数十万円〜数百万円になることが多く、あなたがいた職場がブラックであればあるほど、請求しなければ「めちゃくちゃ損する」金額に膨れ上がってきます。
もし数百万ほどあれば、あなたの家庭環境にもよりますが、半年~1年は猶予が得られます。
退職金を受け取れる場合
これは就業規則にもよりますが、自己都合退職の場合でも退職金が受け取れる職場も存在しますので、受け取れる場合は受け取るべきでしょう。
失業保険受給の手続きをする
忘れてはならないのが「失業保険」。
これは一定の条件を満たしていれば、退職後に誰もが受給できるもの。
失業保険があれば、一定期間は最低限の収入が確保されるため、収入の不安はしばらくなくなります。
たとえば、自己都合退職(人間関係など、自分の都合で退職した)の場合でも、以下の図のように一定条件のもと、失業保険を受給できます。
【自己都合退職の場合の失業保険受給条件】
1年未満 | 1年以上10年未満 | 10年以上20年未満 | 20年以上 |
受給資格なし | 90日 | 120日 | 150日 |
ただし、僕のように新卒9か月で辞めたとかそういう場合は、さすがに失業保険は受給できません^^;
なので、よっぽど見込みがない限り、1年未満で辞める場合は注意しましょう。
また、即座に転職先が決まっているなら、必要ない=失業保険を受け取ることはできない可能性が高いです。
退職後、まだ次の職場が決まっていない&自営業をやる場合はすぐにやるべき手続き
で、今度は
- 仕事を辞めた後、次の職場が決まっていない場合に必要な手続き
について解説します。
仕事を辞めて、まだ次の職場が決まっていない場合、即座に国民健康保険と国民年金保険への切り替えを!
普段、サラリーマンやOLとして働いている僕らは、年金や健康保険というのは「源泉徴収」により、会社の事務員さんが計算し、差し引いてくれています。
が、「無職」や僕のような「自営業者」の場合だと、源泉徴収ではなく
- 「国民年金」
- 「国民健康保険」
に加入し、自分でお金を払わなければなりません。
役所で国民年金や国民健康保険の「猶予」を申請できる!
仕事を辞めた後、
- まだ次にどこで雇ってもらうか見込みがない場合
- 僕のように、ネット起業等で独立自営業になる場合
国民年金と国民健康保険に加入するべく、すぐに必要書類を持って近くの区役所等に出かけましょう!
また、転職先が決まっておらず、無収入の場合、この手続きをすると同時に
「国民年金保険や国民健康保険の支払い猶予」
をもらえるので、ぜひ早めに申請しておきましょう。
ただ、当然ながら退職後すぐに転職先で働ける場合などは、この手続きが省略できる場合もありますので、注意しましょう。
各公式サイト:
でもやっぱり・・・最終的に辞めるかどうかを決めるのは「あなた」自身!
さて・・・
「人間関係が辛いから仕事を辞めたい」という場合、
色々なケースや選択肢があることを語りました。
・・・が、ぜひ覚えておいてほしいことがいくつか。
まず、
結果的に「辞める」ことを決断するのは、あなた自身しかいない
ということ。
そして、
その結果の責任は、あなたが負う
ものだということです。
僕は、あなたが「本気で辞めたい」のであれば、辞めたほうがいいと思っています。
本気で嫌なこと、耐えられないことというのは、思った以上に「意志や精神論」ではどうにもならないんです。
我慢しすぎてかえって病気になったり体を壊したりすれば、その方が周囲によほど迷惑がかかるリスクがあるのです。
何より、あなた自身のためにもなりません。
なので、仕事を辞めることを諦めたくないのであれば、周囲に内緒でこっそり転職活動をしていったり、副収入を作りながら辞める機会を伺うなどの方法を取った方がいいかもしれませんね。
で、最後にもう一つ言いたいこと。
僕自身、ネットビジネスで独立する前に会社を辞めたいと思って、ここまで書いてきたようなトラブルや選択にすごく悩んできました。仕事を辞めることで、最悪の事態が起こるかもしれないという恐怖もたくさんありました。
また、前の会社でもう少し頑張れたことはなかったのかな?という後悔も多少はあるかもしれません。
でも、僕自身は何度も言うように
「今の会社を辞める&会社勤め以外の道を見つけられた」
ということで人生が変わりましたし、その点に関しては心から
「会社を辞めてよかった」
と思っています。
これも何度も言うように、僕が会社を辞めた理由なんて世間から見れば「甘ったれた」ものだっただろうし、9か月で辞めてしまったので退職金も出ませんでした。
まあ、人生なんとかなるもんですよw 割とマジで。
だから、もしあなたが「人間関係その他の理由」で会社を辞めたいと思っているなら、僕は断然肯定派です。
むろん、今までとは全く違う環境に身を置くことになるのですから、不安や心配は免れないし、辞めようとしていることが家族にバレたらいろいろ面倒です。そこは自分の家族なのですから、自分で責任取りましょう。
でも、いくら周りにいろいろ言われても、結局あなたの人生はあなたのものです。
僕は、不満なくせに「何もしない」という選択肢に甘んじるよりは、今の状況を能動的に変えようとしている人の方が断然応援したいと思うし、実際そういう意志があれば案外いくらでも道は見つかるものです。
実際、あなたがこの記事を見つけて、「今の会社で働き続ける」以外にも選択肢があることを知れたのですからね。
大変でしょうが、人生を根本的に諦めていなければ、絶対チャンスや新しい道は見つかります。
是非、頑張ってください!
お問い合わせやご質問などはいつでも受け付けますので、是非この機会にご相談くださいね。
また、僕があえてサラリーマンを捨て、ネット起業で自分の人生を取り戻した話を聞きたいという方は、メルマガも読んでみてくだされ。
ではでは、今回はこのあたりで。
以上、「康太」による「人間関係で会社を辞めたい時の処方箋」でした。